大学院入学後一か月で中退を考えるようになったワケ

はじめまして。祇翠と申します。

まずは簡単に自己紹介を。

某国立大学大学院の修士課程一年で、理系研究科に所属しております。

この春に地方国立大学を卒業し、某大学院修士課程に外部入学しました。大学では生命科学を専攻し、細胞の若返りに関するウェットな研究を行っていました。大学院ではドライを学びたいと思い、生命情報系研究科に入学し、RやPythonを用いたプログラミング解析系の研究室に外部から所属しました。現在は実験トレーニングを行っている段階です。

そんな私が大学院を中退しようと考えるに至った過程をお話していきたいと思います。このブログではまず、大学院に入学するまでの経緯を記述します。

  1. 外部進学に至った理由

外部進学を希望した理由は、ざっくりと二点あります。

  • 実家から通いたかった
  • 情報解析を学びたかった

まず、実家から通いたかったというのが一番大きな理由でした。学部4年間は、実家から半日時間かかるような地で一人暮らしをしておりました。もちろん、一人暮らしは自由でとても充実していましたが、それ以上にさみしさの方が大きかったです。実家の老犬に会うために、月に一回は帰省していたほどでした。もしこのまま自大で院進学して、万が一ペットに何かあった時そばにいられなかったら、一生後悔すると思い、実家から通える範囲の大学院への進学を決意しました。

もう一点の理由として、情報解析を学びたいという思いがありました。学部では、細胞培養などのウェットな手法を用いて研究を行っておりました。指導教員と会話する中で、研究を進めていくうちに必ず解析作業は必要になる、かつ解析ができれば就職先は引く手あまたである、というように考えるようになりました。つまり、解析をやりたい!という思いではなく、必要そうだから解析の分野に行こう、といった動機で分野変更を決意したのでした。この時点で自己分析が甘かったと今では痛感しております。

実家から通える範囲内で解析に強い研究室に絞って考え始め、3、4月あたりに様々な大学の説明会や研究室訪問に行き、5月初旬に研究室を決めました。そこからはひたすら院試勉強を続け、8月に受験し、無事合格を頂きました。院試勉強編は、別のブログに細かく書く予定です。

  1. 大学院合格から入学までの間

院試に合格した後は、学部の研究に励みました。緩い研究室ではありましたが、毎日朝から晩まで作業し、自分なりにやりきれた自負があります。大学院からは全く異なる分野に進むということもあり、解析系のオープン授業に参加したり、参考書を買ってパソコンをカタカタいじってみたりもしていました。しかし、独学は難しかったというのと、研究が忙しかったという理由から、途中で挫折してしまいました。思えばこの段階で、自分の進路にモヤモヤを感じ始めていたのかもしれません。しかし、必死に努力してつかみ取った進学先を今更する勇気など毛頭なく、自分の違和感に蓋をして過ごしてきました。やがて卒論発表を終えて無事卒業し、春休みは海外に行くなど充実した休みを過ごしました。

  1. 大学院入学直後

春休みに教授に連絡し、研究科のガイダンス日から研究開始ということになりました。まずは先生や先輩、スタッフの方、同期と顔合わせを行いました。同期は自分を含めて4人おり、うち二人は内部進学者で(そのうち一人は卒研からのメンバー)、かつ自分以外全員異性でした。翌日から早速実験トレーニングを開始すると聞き、戦々恐々としながら初日を終えて21時に帰宅しました。翌日10時に集合にもかかわらず、マストなタスクがありすぎて早速パニックになりました。ガイダンスで配布された資料をもとに各種設定したり、翌日からの授業開始に向けて履修を決めたり、さらには翌日の実験トレーニングの予習を行ったり、、、。慣れない環境でいきなりタスクがパンパンになり、かつ友達もいない状況だったので、涙をこらえながら徹夜で作業したのを覚えています。そんなこんなで何とか一週間を過ごしましたが、毎日寝る前に涙が止まりませんでした。自分には向いていないのでは?ついていけないのでは?という考えが頭を埋め尽くしていましたが、入学して一週間で中退を考え始めるのはさすがに時期尚早であると思い、何とかこらえながら通いました。

そんなこんなでなんとか一か月を過ごしましたが、ある日の朝急に起き上がれなくなり、そこから今まで休み続けています。なぜ不登校になったのかについては、次のブログでお話します。

初めてのブログで読みづらかったと思いますが、ここまで読んでくださり有り難うございました。

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